第31回『立川志の彦落語会 in UPLINK』に御来場いただきありがとうございました!
先日は年内最後のアップリンクにご来場いただきましてありがとうございました。
妻が用意してくれた長野県の高山村のワインとシードルもロビーで振舞わせていただきました。
高山村ワインもりんごもご飯も美味しくて、いいところですよね。
行ったことなのですが。笑
今一番気になっている地域です。
年末ということで、落語会の「第九」のような位置付けの、
年末の定番、芝浜をやらせていただきました。
去年の12月のアップリンクで芝浜ネタおろしでやらせていただいたのですが、去年は覚えて話すのが必死で、それでもお客様に楽しんでいただいて、古典の力ってすごいなと実感しました。
今年はほんの少しだけ余裕を持って話せたのと、
僕自身も4月に結婚したりして、色々環境の変化もあって、
去年と少しだけ違う形で話せたかと思います。
どうして女房は亭主が拾ってきた42両を隠したのか。
三年間隠している間、どんな気持ちだったのか。
三年目の大晦日、どんな気持ちで亭主に42両出したのか。
お客さまが、「ガラス細工のような芝浜でしたね」
と言ってくれました。
新婚ホヤホヤの聞き苦しい芝浜ですいません。。。笑
これが5年10年20年経つと、今はまだ気づかない感情の機微などがわかって、また違う芝浜ができるようになるのかなと思うと、
芸の道は長くて、楽しいなと思います。
根本的なリズム、間、テンポ、調子などの基礎的な話芸、話術ももちろん大切で、これから生涯かけて磨いていくものなのですが、
その器に投入する感情や中身もインプットしって、芸になるんだなと改めて感じました。
芸は人なり
ですね。
こうことを気づかせてくれたり考えさせてれるのは、毎月のアップリンクや様々な場所での落語会があって、そこに見に来てくれるお客様のおかげです。
今年一年も素敵なお客様との出会いの一年でした。
また来年もどうぞ志の彦を育ててやってください。
よろしくお願い致します。
立川志の彦
2016年12月吉日
あ、新年一発目の公演は1月9日 (月祝)19時開演です!
樽酒用意して新年にぴったりの賑やかな落語会にしたいと思います!
たくさんのご来場お待ちしてます!