立川志の彦落語会 Road to 真打 神無月の回を終えて

いつも立川志の彦を応援いただきありがとうございます!

おかげさまで先日無事に

立川志の彦落語会 Road to 真打 神無月の回

を終えることができました。

皆様のおかげでほぼ満席で初回を盛況に終えることができました!

 

演目は

紀州

蜘蛛駕籠

仲入り

らくだ

の三席でした。

 

トリにらくだをやりたいというのは決まっていて、

前半の二席をなににしようかなとずっと悩んでました。

 

特別な公演だけど、あくまでも通過点の会なので、

最近覚えたネタだったり、チャレンジできる演目にしたいなと思い、

先月にネタ下ろしした蜘蛛駕籠をまず決めました。

 

もう一席は紀尾井町の由来から紀州にしようかなと思っていたのですが、

ちょっと紀州だと軽すぎるのではないのかと思い、

三方一両損にしようかなとも思っていたのですが、

公演の10日ほど前に師匠の東北公演に同行した時に、師匠が

 

『なんの演目にするんだ?』と聞いてくれて、

『らくだをトリでやろうと思っています。前半が悩んでいまして、蜘蛛駕籠と三方一両損にしようかと考えています。』

『それはちょっと重すぎるんじゃないのか?特別なことをやろうとしているおまえの気持ちはわかるが、まずお客様は笑いに楽しみにきてるんだから、それに応えてあげることを考えたらいいんじゃないか?』

と言っていただきました。

 

まずこの会をやるにあたって、どうしても真打という言葉がでると、

お客さんの方が緊張してしまったり、笑いにくくなる空気ができてしまうんじゃないかと心配していました。

お客様には楽しみに笑いにきてほしいと思っていました。

 

少しでも空気を柔らかくできたらと思い、

新しいのぼり幕や、手ぬぐい、スタッフTシャツでお客様をお出迎えさせていただきました。

 

そんな思いが師匠の言葉に後押しされて、

自信を持って当日を迎えることができました。

 

蜘蛛駕籠も今回やらなかった三方一両損も

師匠と大師匠の談志師匠が得意にしていた演目ですので、

わたしも大切に育てていけたらと思います。

 

ひとりきりの部屋の中で考えて稽古したことを

舞台の上でたくさんの方に見ていただいて

笑ってもらえる

芸人として一番幸せな瞬間を感じることができました。

 

らくだのくず屋さんのように

日々の暮らしをこつこつと積み重ねている人が一番強いんじゃないかなと思いました。

わたしもこつこつと日々を積み重ねていきたいと思います。

 

霜月師走と盛り上げていきますので、

ご来場お待ちしております!

 

『立川志の彦落語会 Road to 真打』

霜月の回  11月5日(火)

師走の回  12月2日(月)

詳細

http://shinohiko.com/live2024/

 

そして公演の2日後に師匠の熊本公演に同行させていただき、開口一番で落語したのですが、

いろいろとアドバイス(ダメ出し)をいただき、

あっというまに夢見心地から現実に引き戻していただいた貴重な旅でした。

師匠という存在は本当にありがたいです。

そして馬刺しが最高でした。

 

志の彦

 

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