【tutaee de 浴衣とRAKUGO】tutaee13周年記念イベントに呼んでいただきました!!
7月11日(土)、蔵前のタイガービルに店舗をかまえるアパレルブランド、tutaeeさんの13周年記念に呼んでいただきました!
なんと、はじめて蔵前での落語会にもかかかわらず、満員御礼!tutaee de 浴衣とRAKUGOということもあり、みなさん半数以上の方が浴衣でご来場!
僕が扉から入ると、会場はもう、みなさんの熱気で充満しておりました。はじめて落語を耳にするという方も多い中、みなさん大声を出して大きな表情で笑ってくださいました!
嬉しくなって、僕も芸に一段と身がはいります。
少しいつもよりも高めの高座だったためでしょうか。高座から客席へと声に乗せて笑顔がひろがっていくのがよくみえました。
たまにはちょっと高めの高座もいいもんですね。すみずみまでみなさんの表情が見えるんです。
最後までみなさん集中して聞いてくださって、大声で笑ってくださって、僕に呼び声までかけてくれて!(これは僕が休憩前のまくらで「かけて」って煽ったんですが(笑) )
会場中和気あいあいとして、にぎやかな会となりました。
懇親会は、なんとtutaeeのお二人のお手製ごはん!
お酒もワインにビール、フルーツポンチとおいしいものが目白押しでみなさんそれぞれの席に会話の花が咲いておりました!
みなさん、はじめての落語をそれぞれに楽しんでくれたようで、楽しかった!と僕に声を掛けてくださいました。とても気さくで気持ちのいい方ばかりで、下町の割賦のよさとはこういうものかと肌で人情を感じることができました。
そして、美しい浴衣の女性たちともパシャリ。志の彦、世の男性を敵に回してますね。はい。
昭和の香りのこるタイガービル
今回、会場となったのは、こちらのタイガービル。なかなか魅力的な建物でしょ?一階は家具屋さん、二階からはオフィス専用賃貸になっています。
こちらのビルは1934年竣工。現存している台東区内のビルでは最も古いビルです。僕はもちろんその時代を生きていないのですが、そのころの雰囲気を感じる箇所に思いを馳せてかすかに当時の空気を想像するのは、落語と通じるところがありますね。
tutaeeさんはこのビルの4階に店舗兼事務所を構えていらっしゃいます。
このイベントの主催者は合田さんと吉原さん。シックでありながら、きちんと主張のある大人のための遊び心満載なお洋服を紡ぎ出すお二人です。
(tutaeeさんの浴衣。注染や手捺染、はたまた普通洋服で使う生地で作っています。独特な風合いがすてきですね。)
今回のイベントはこのお二人のお力あってこそ実現したものです。そしてそれは、お二人の織りなす柔らかな雰囲気と行き届いたお気遣いに包まれたひとときでした。
十人十色の魅力を放つ!蔵前のみなさま
今回お集まりいただいた方の多くは、蔵前にて働かれているみなさま!ほとんどの方が、tutaeeさんの浴衣をお召しでいらっしゃいます!そして、ほとんどが主催のtutaeeのお二人のご友人やお知り合い!いやあ、さすが!お二人とも顔が広い!敵わないなあ。でかさならぼくも負けてないんですけどね!
みなさまそれぞれ面白いお仕事をされていて、志の彦はみなさんのお話に興味深々。みなさんのお話を聞くにつけ、蔵前には独自の文化が築かれつつあるなと感じた志の彦でした。
実はちょっぴり蔵前界隈さんぽも!
会場に入る前に、ぼくの趣味でもある銭湯巡りへいってまいりました!今回訪れたのは三筋湯!
抜けるような広々とした天井、そしてなんと、脱衣所からは池のある庭園が拝めます。うーん贅沢だなあ。東側は銭湯への力の入れ具合が並じゃない!
そして、皆さん・・ご存じですか?東側の銭湯の真実・・・!
それは・・・
なんと・・・
混浴!!
ではなく、
お湯がとにかく熱い!!!!
落語家として江戸っ子の根性がためされました。。。
そうそう、訪れた場所はもうひとつ。
落語の演目に、「元犬」というお噺があります。
真っ白いわんちゃんが蔵前様のお力で人間になる、というお噺なんですが、そのお噺の舞台となった蔵前神社がこちらの会場の近くにあるということで、普段から元犬にお世話になっている志の彦、お詣りにいってきました!
境内に入り少し進むと・・いましたいました!
ブロンズの元犬!!・・・・・ん?
え・・・っ?ちょ・・ブロンズ?
白じゃないんだ・・・。
と、まあちょっぴりがっかりでしたが、
どうですか?この写真?元犬ビフォーアフターじゃないですか?シロが人間になったあとはみなさん僕を想像してくださいよ。
なんてったってシロはいい男ですからね。役者は僕しかいないでしょ。え?シロはそんな岩みたいな顔してない?
そして元犬があまりなついてない?嫌がってるように見える??
ノイズが聞こえるなあ。まあ、気にしませんよ。はい。
蔵前という昔と今とが交差する場所で、十人十色の魅力を放つ人たちとこの会を持つことができて,とても勉強になりました!
いろんな面白いものが凝縮した蔵前という町はこれからも変化を続けていくのだろうと思います。
今後も、蔵前と立川志の彦を見逃すな!
お客様全員にお渡しいていた、tutaee13周年記念手ぬぐい。志の彦もちゃっかりもらっちゃいました♪
ゴーストライター: ブルゴーニュ酒粕